ボルダリングとの出会い | フリークライミングとボルダリング

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ボルダリングとの出会い

僕がボルダリングと出会ったきっかけは、知り合いがフリークライミングを趣味にしていたことでした。
当時、僕は仕事帰りに何か運動をしたいなと思っていました。

しかし、僕は貧乏でしたのでお金のかかるスポーツはできませんでした。
ですから、まず「お金のかからないこと」これが第一条件。

そして、付属的に「楽しいこと、いつでも気軽にできること、全身をくまなく鍛えられること」が条件のスポーツを探していました。
この三つが合致したのが、クライミングジムで行えるインドアクライミングのボルダリングというものでした。

初めてフリークライミングを体験した場所は、都内にあるランナウトというクライミングジムです。
知ってる人は知っていると思いますが、ロープを使うクライミングのトップロープ・リードとボルダリングの両方を楽しめる、なんだか建物の内部がふつうの一般家庭のような雰囲気のジムです。

トップロープ・リードとは

トップロープ・リードとは、ロープで自分の体を安全確保して登っていくフリークライミングのことです。
二人一組でルート(決められた道筋)にトライします。

リードとはプロテクションにカラビナを使って、ロープを引っ掛けながら登っていくクライミングのことです。
フリークライミングの本番はリードだと僕は思っています。

トップロープはリードの練習のようなもので、すでに最終点からロープが垂れているものを登っていくクライミングなのですが、登る高さはリードと同じなのでそれなりにスリルはあります。

クライマーが登っている最中にロープを確保してくれる人のことを「ビレイヤー」といいます。
登っている最中のクライマーの命はビレイヤーにかかっているので、信頼関係がとっても重要になります。
ロープを使うクライミングのよい所は、ルートを制覇したときの達成感です。

腕がパンパンになりながらも最終点まで到達したときは、とってもうれしいものです。
欠点は、二人一組でないと楽しめないので、いつでも好きなときに一人で気軽にというわけに行かないところ。
危険がそれなりにあるところですね。

ボルダリングとは

ボルダリングとは、ボルダー(岩)という言葉が示すとおり、高さが3〜4メートルくらいの低いところで楽しむクライミングのことです。
これももともとリードの練習用に行われてきたクライミングです。
しかし、数あるクライミングの中でももっとも中心の部類に位置し、また道具がほとんどかからない為、最近注目を浴びてきています。

ボルダリングは面白い動きを要求されるクライミングで、スケートボードやMBXなどのプレイヤーの魅力を競い合う「xsports」にも採用され、比較的若い人に人気があります。
ボルダリングの利点はロープを使わずビレイヤーがいらないので、一人で気軽に楽しめるところですね。

悪いところは、たまにあやしい集団に見られがちなところですかね。
まぁ、若者が上半身裸で奇声を上げていたらふつうは怪しいですよね。

クライミングって奥が深い

ロープクライミングは、腕がパンパンになって落ちる瞬間、自分の限界に挑むそのスリルがあり、ボルダリングは課題ごとにどのようなムーブをしたらいいかパズルを解くような謎解きがあり、僕は一撃でクライミングの虜になってしまいました。
特によかったのがボルダリングです。
ボルダリングを行うエリアには、厚さが30センチはあるようなマットが下に敷き詰められているので、落っこちてもぜんぜん平気です。

ですから、いきなり天井のようなところも登ってみることもできます。
初めて登った時の感想は、「いやーおれってすげー、っていうかこんなとこ登れるんか」
しかし、隣では白髪の高齢の人があり得ない動きをしながら、もっと難しい課題をすいすい登っていました・・・。
クライミングって奥が深いっす。