前立腺肥大症は、前立腺が肥大して尿道を圧迫することによって起こる尿のトラブル(病気)です。
前立腺は膀胱の下にあり、尿道を取り囲むように存在している臓器。
この前立腺が大きくなったり、筋肉が過剰に縮まって尿道が圧迫されると、尿が出にくい症状が起こります。
尿道の圧迫が続くと、膀胱が勝手に縮みやすくなり、トイレが近い、漏れそうで我慢できない、などの症状も起こってきます。
頻尿に悩む男性には、この前立腺肥大症が最もよく見られます。
また、前立腺肥大症の症状には、以下のような症状があります。
■残尿感
排尿しても、まだ尿が残っている感じがする。
■昼間頻尿
日中にトイレが近い。
■尿線途絶
尿が途中で途切れる。
■尿意切迫感
急に尿意をもよおし、漏れそうで我慢できない。
■尿勢低下
尿の勢いが弱い。
■腹圧排尿
お腹に力を入れないと、尿が出ない。
■夜間頻尿
夜中に何度もトイレに起きる。